売れる貴金属

高額買取してもらえる貴金属

貴金属鑑定

リサイクルショップの看板で最も興味深い文言は「金・銀・プラチナ買取ます」であることに疑問の余地はありませんが、これら貴金属を大量に所有している人でなければそんなに凝視するほどでもないかもしれません。個人で持っているとしたらアクセサリーに使われている分でせいぜい100グラム~800グラムでしょうし、いくか高価買取でも1000万円や3億円もの査定をだされるような分量を持ち込むことは滅多にありませんが、それでも30万円くらいなら射程距離に入るので急にまとまったお金が必要になったのなら利用したいと考える方も少なくなさそうです。古着やフィギュア、ホビーや古本を買い取ってくれる質屋やリサイクルショップで扱われる貴金属とはどういったものか、気になっているOLさんや美容師さんはけっこういるのではないでしょうか。一般的な貴金属ではゴールド・シルバー・プラチナが有名ですが、化学の分野ではイリジウム・パラジウム・ロジウム・ルテニウム・オスミウムも含めて8種類の金属をまとめてそう呼んでいるのです。希少価値が高くて耐腐食性がある、それでいてDブロック元素に属する金属が貴金属と呼ばれており、素人では知らない物もあるようです。お役立ち情報として元素記号もサービスして載せてしまいますと、金はAu、銀はAg、プラチナ(白金)はPt、イリジウムはIr、パラジウムはPd、ロジウムはRh、ルテニウムはRu、オスミウムはOsとなっています。この知識があれば買取価格が上乗せされる、なんておいしい話ではありませんが知っておいて損はないので覚えておくといいでしょう。金と銀を除いた6種類の元素は似た性質を備えており、白金族元素という名称で専門家の間では呼ばれているほど仲間のように扱われています。一方装飾品・アクセサリー・ジュエリーの世界では、金と銀、プラチナとパラジウム及びその合金が、品位区分を設けているジュエリー用貴金属合金として認められており、ルテニウムとイリジウムはプラチナの割り金に利用される脇役的な担当を受け持つことになります。表面をメッキするのにはロジウムを使ったりとあまり日を浴びないポジションの貴金属がある一方で、希少価値の低い銅が貴金属扱いをされることもあるようです。ジュエリー製作には欠かせない金属であることや銅の持つ性質から、貴金属として考えたほうがいいと思われることが多々あるようで世界での産出量は少なくないのですが、同列に語られることが多いそうなのです。でも決して高価なわけでもなくレアな金属ではありませんので、買取店に持ち込んでもそんなにいい値段は付かないどころか引取りを拒否されるかもしれないことも忘れてはいけません。加工上は貴金属の扱いを受けることはあってもその正体は銅、ただの金属なのでそれも当たり前の話でしょう。鉄よりも高いとは思いますがわざわざ100グラムの量を買取してもらうのは、無駄な行動と思われても仕方の無いことです。リサイクルショップで貴金属を査定してもらうのなら金・銀・プラチナで、それ以外の鉄や銅、アルミには素材としての価値はほとんどないことを知らないと大恥をかくことになってしまいます。ただしデザインの優れた人気のブランド品なんかはその限りではなく、また機能性の高い鉄製品も高価買取される可能性があるので簡単に諦めすぎるのもよくないのかもしれません。アルミ製の家具類なんかはオフィス用品を専門に扱うリサイクルショップでなら値段がつきますし、持込するショップによって得意なジャンルもあるので総合的に判断して捨てるか売るかを決定しましょう。